2024.02.10(土)に「エディオンピースウイング広島」の杮落としに行って来ました。
本記事は施設を体験した感想やオープニングイベントの様子等についてです。
施設概要
- 開業:2024.02.10(土)
- 敷地面積:49,914㎡
- 建築面積:26,056㎡
- 延床面積:65,878㎡
- 規模:地上7階
- 観客席:約28,520席
- 所有者:広島市
- 指定管理者:(株)サンフレッチェ広島
- ネーミングライツ:(株)エディオン(1億円/年、10年間)
- 設計・管理:
【代表者 構成員】
・大成建設(株) 中国支店
【構成員】
・(株)フジタ 広島支店
・広成建設(株)
・(株)東畑建築事務所 広島支所
・(株)環境デザイン研究所
・復建調査設計(株) 広島支社
・(株)あい設計
・(株)シーケィ・テック
外部
アプローチ、ペデストリアンデッキ
広島駅から30分ほど歩いて行きました。
広島市中央公園の東側/広島城の南側からペデストリアンデッキで上がっていきますが、公園に入ると一旦地上レベルに下りることになります。
スタジアムまでそのままデッキレベルで行きたいところですが、将来スタジアム東側の広場エリアに商業施設「HiroPa」ができることを踏まえると、地上のにぎわい創出のためペデストリアンデッキは下ろした方がよさげです。
外観
街と調和し、平和都市である広島の新たなシンボルとなることを目指して、「希望の翼」をコンセプトにデザインされているようです。
大屋根が翼に見立てられています。
北側の住宅(市営基町アパート)との距離がかなり近く感じられました。
内部
広島サッカーミュージアム(1F南東側)
入場料は500円(小中学生は300円)です。
リアルの展示物としてはサンフレッチェ広島の歴代ユニフォームや優勝した時のトロフィー/優勝銀皿(シャーレ)等がありますが、甲子園歴史館等の他のミュージアムと比べるとちょっと物足りない感じがしました。
パークコンコース(2F、ゲートの外側)
南東側にキャプテン翼の巨大壁画「ピースウォール」があります。
世界に向けて発信すべきメッセージが書かれているので、英語も欲しいところです。
その近くにレジェンド選手の展示(なぜか横にベビーカー置場が配置されている、、)があります。
メインコース(3F、ゲートの内側)
ゲートを通過するとまずスタジアム全体を見渡す景色が目の前に飛び込んできます。
コンコースには試合開始前から人で溢れていました。
飲食店はどこもすごい行列で、ランチは諦めましたorz
東側の商業施設「HiroPa」がまだ開業していないため、キャパオーバーなのかもしれません。
多様な観客席
様々なニーズや観戦スタイルに対応した様々な観客席が計画されています。
オープニングイベント
サッカーの試合の前に、様々なセレモニーやパフォーマンスが行われていました。
広島にゆかりのある芸能人もたくさん来ていました。
杮落としは「プレシーズンマッチ サンフレッチェ広島 VS ガンバ大阪」でした。
サンフレッチェよりガンバの応援の方が元気な感じでした。
その他(ひろしまゲートパーク)
帰りにスタジアムの南側のひろしまゲートパーク(旧広島市民球場跡地)に立ち寄りました。
- 開業:2023.03.31(金)
- 事業面積:約4.7ha
- 延床面積:約4,770㎡
- 規模:地上1階及び2階
- 整備手法:Park-PFI
- 認定計画提出者:
【事業主】
・NTT都市開発(株)(代表法人)
・大成建設(株)
・広島電鉄(株)
・(株)中国新聞社
・(株)広島バスセンタ
【構成法人】
・NTTアーバンバリューサポート(株)
・(株)NTTファシリティーズ
・(株)シーケィ・テック
・(株)NSP設計 - 設計・施工:大成建設(株)
スタジアムと街の中心の間に位置しているため、試合後の人たちがどっと流れていました。
平和記念公園から原爆ドームに至る平和軸の延長線上にはピースプロムナードが整備されています(さらに北側には広島市中央公園の芝生ひろば)。
南側に旧市民球場のレガシーとして使われていたベンチが設置されていますが、もう少し目立つ場所にあってもいいと思いましたし、もっと旧市民球場の記憶を継承するものがあってもいいかなと思いました。
まとめ
街の中心 ~ ひろしまゲートパーク ~ エディオンピースウイング広島と、新たな施設が誕生して新たな人の流れが生まれていました。
エディオンピースウイング広島は試合のない日にどれだけのにぎわいを生み出すのか、今後の使われ方に注目していきたいところです。