2024.01.12(金)から2日間、温泉王国・別府に行きました。
・1日目:昼は温泉街で会議、夜は飲み歩き
・2日目:まち歩き
本記事は2日目についてです。
旅のルート
ホテルをチェックアウトした後、ぶらぶらまち歩きをし、バス停で大分空港へ。
別府駅周辺でまち歩き
別府=温泉のイメージしかなかったのですが、最近はアートによるまちづくりが進められています。
実際、まちのあちこちでアート作品を目にしました。
別府のアート活動を推進するNPO「BEPPU PROJECT」が中心となって、多種多様なアート事業が展開されています。
リノベ古民家「バサラハウス」でスパイスカレー
ランチは築100年近い古民家をリノベーションしたスパイスカレーのお店「バサラハウス」に行きました。
大きなガラス戸に金色の文字で書かれた「バサラ」の文字・・・周辺に溶け込んでいるようでいてちょっと浮いてるような雰囲気で建物全体からただならぬ気配が漂っています。
でかいガラス扉を開けると、木の階段や独立柱といった構造体が目に飛び込んできます。
椅子テーブル等の什器からは昭和の感じが漂っています。
せっかくなので全種類のカレーを楽しめる3種盛りカレーを注文し、さらに目玉焼きを乗っけました。
味自体ももちろんめちゃくちゃ美味しかったですし、具材が程よい大きさでいろんな食感を楽しめたのもまたよかったです。
調べてみると、ここの店主はBEPPU PROJECTへの参加をきっかけに別府市に移住されたようです。
お店は現在、店主と地元旅館の女将が「気軽に『試住』できる拠点を作りたい」として企画した空間(1F:ワイン食堂「ニューバサラ」やイベントスペース、2F:クリエイターやアーティストを対象にした6部屋のゲストハウス)に生まれ変わっています。
アート旅
ランチの後はまちなかのアート作品や拠点を巡りました。
SELECT BEPPU
築100年超の長屋をリノベーションした「別府のまちのミュージアムショップ」。
1Fがセレクトショップ、2Fがアーティストのマイケル・リンによる襖絵の展示空間になっています。
1Fのお店は、「街全体を美術館に見立て、関連する商品や情報が集まるミュージアムショップのような存在」というのがコンセプトとのことです。
2Fの展示空間は、昔ながらの和室空間とビビットな色合いの襖絵がマッチしており、アートがそのまま内装の一要素になっていい感じです。
別府市創造交流発信拠点(TRANSIT)
「ここを経由することによって人々が別府市に移住すること、地域や企業と創造的な人材とが交接する拠点となること、市内・県内の芸術文化情報を入手してここから旅立ち回遊すること」等のイメージを込めて「TRANSIT」と名付けられているそうです。
吉田鉄郎の設計で昭和3年に建設され国の登録有形⽂化財、別府市指定有形⽂化財に指定されているレンガホールをリノベーションした施設になっています。
清島アパート
戦後まもなく建てられた3棟22 室からなる元下宿アパートで、アーティストやクリエーターの居住・制作環境として活用されています。
ウォータータワー10
海側に移動すると大通り沿いにきれいなアート作品が現れました。
給水塔をモチーフにしたトム・クルーインの日本初となる作品で、ステンドグラスのような部分は大分県内で集められたアクリルの廃材を再利用したものとのことです。
昼しか見れませんでしたが、夜は点灯されるそうです。
まとめ
別府には何度か来たことがありましたが、今回は初めてアートの街という観点で楽しむことができました。
温泉だけでなくアートに浸るのもおすすめです。