【宿泊記】別府駅前の街の拠点的なホテルがおしゃれ&高コスパだった

2024.01.12(金)からアマネクイン別府(大分県別府市)に1泊しました。

アマネク別府ゆらりよりも安いのですが、アマネク別府ゆらりの付帯施設(温泉や温水プール等)を利用できます。

本記事はそれぞれの違いやアマネクイン別府に泊まった感想等についてです。

目次

施設概要

共通

  • 開業:2021.12.04(土)
  • 事業・運営:(株)アマネク(所有直営)
    他ホテル:浅草駅前、銀座イースト、蒲田駅前、新宿歌舞伎町
         京都河原町五条、旭川、金沢(2024年1月時点)
  • 特徴:エリア全体での価値向上と地域活性化を図るホテル
       ・本計画に合わせ周辺施設も改修
       ・周辺を楽しんでもらうためにあえて夕食を提供しない
        →客室のカードキーを使用して街の飲食店で支払いができる「HEYAZUKE」(後述)の導入
左:施設内で滞在中の行為が完結する従来型のリゾートホテル      
右:周辺のコンテンツを楽しむ起点となる地域活性化型ホテル(本ホテル)

アマネク別府ゆらり

  • 敷地面積:3,018.19㎡
  • 延床面積:9,284.71㎡
  • 容積率:294%(指定:400%)
  • 規模:地上14階、塔屋1階
  • 客用EV:3基(うち1基のみRFプールまで)
  • 客室数:191室
  • 客室面積:18.8㎡~52.1㎡、全8タイプ
  • 付帯施設:インフィニティプール、温泉・大浴場、フィットネスジム、ゆらりラウンジ(朝食会場)
  • 基本設計・設計監修:(株)再生建築研究所
  • 設計・施工:(株)和田組

アマネクイン別府

  • 敷地面積:476.85㎡
  • 延床面積:1,377.97㎡
  • 容積率:289%(指定:400%)
  • 規模:地上10階
  • 客用EV:1基
  • 客室数:64室
  • 客室面積:12.5㎡~17.3㎡、全3タイプ
  • 付帯施設:コワーキングスペース、ライブラリー・会議室、リラクゼーションサロン tamayura
  • 設計・監理:(株)再生建築研究所
  • 施工:(株)ベネフィットライン
  • その他:ビジネスホテルのリノベーション

外部

外観デザイン

新築のアマネク別府ゆらりは、コンクリート打ちっ放しの仕上げになっています。
建物全体的に別府の伝統工芸である竹細工を想起させる「格子」がデザインコードになっているようですが、外観でも格子状のフレームが強調されていると感じました。

(出典:TECTURE MAG

アプローチ

まちの回遊性を高めるため、アマネク別府ゆらりは南北(下写真の上下)、アマネクイン別府は東西(下写真の左右)に通り抜けられるようになっています。

(出典:TECTURE MAG

車寄せ、駐車場

アマネク別府ゆらりの北側に車寄せがあります。

駐車場はないため、周辺の提携駐車場を利用することになります。
なお、「別府市環境保全条例」より指定建築物(高さ15m超)は250㎡毎に1台の駐車場が必要なので、隔地で確保したものと思われます。

内部

レセプション、ロビー、ゆらりラウンジ(アマネク別府ゆらり 1F)

ここの天井にも木「格子」のデザインが採用されていました。
壁のない一体的な空間で、開放感があります。

朝食時は陽の光が差し込む明るい空間で、多くの人でにぎわっていました。

レセプション、コワーキングスペース、ライブラリー・会議室(アマネクイン別府 1,2F)

既存の天井を解体し階段が新設されたメゾネット空間になっています。
アマネク別府ゆらりの1,2Fもですが、街に開放されたつくりになっています。

(出典:公式HP
(出典:公式HP

客室(アマネクイン別府)

今回泊ったのは732号室です。

  • 客室タイプ・面積:セミダブル・12.5㎡
  • 宿泊料:6,990円/泊・人(福利厚生で5,890円/泊・人、朝食なし)
  • 天井高:2,500mm(通路部分は2,400mm)
  • 間口・奥行:2,645mm・4,495mm(プラス出窓部分が565mm)
  • 水廻り:3点ユニットバス
  • アメニティ等:無料の水なし、コーヒーはインスタント、加湿器なし(公式HPには記載あり。。)

木を基調としたシンプルなデザインです。

温泉があるので部屋の風呂は使いませんでした。

温泉・大浴場(アマネク別府ゆらり 14F)

別府の温泉は酸性寄りのようですが、ここはPH値7.0と肌への刺激が少なく、お子様やご高齢者の方にも優しい温泉となっています。
そのため、「家族の湯」の愛称でも親しまれているようです。

インフィニティプール、テントサウナ、ジャグジーバス(アマネク別府ゆらり RF)

温泉からプールまでは中の階段から直接行けます。
別府のまちや海・山を360度見渡せます。泊まる場合は水着必須!
水温は約32度でした、温泉の後なのでちょっと冷たく感じました。
9時くらいに行きましたが、中国人?家族がちょうど帰るタイミングで、貸切状態でした。

私はいわゆるサウナーではないので、テントサウナは撮影のみ。

ジャグジーバスにはお湯がたまっておらず、自分でためることに。。
撮影してる間にためていましたが、それでもちょっとしかたまりませんでした。。
ちょうど別府タワーが見えました。

HEYAZUKEシステム

別府に点在する約50軒の飲食店をカードキー1枚でめぐれる「HEYAZUKEシステム」。
飲食店での代金をホテルのチェックアウト時にまとめて清算する部屋付け(HEYAZUKE)が可能に。
公式HPより)

右図のように睡眠・入浴以外の機能をまちなかに誘導(出典:「再生建築研究所」HP
(出典:「再生建築研究所」HP

使ってみた感想としては、システムとしてはよくできてるなという印象でした。
ただ、一緒に泊まった人と割り勘しようとしても対応できない店が多く、結局片方が立て替える必要が生じました。
また、お店の方に聞いてみると、ホテルが税込1,000円で飲み放題!という破格のサービスを展開しているため、結局ホテルが宿泊客を抱え込んでしまって宿泊客があまり街に出ず、システムが月に1,2回くらいしか使われないとのことでした。。

ちなみに、浴衣はSHIPSとコラボしたものを採用しているので、おしゃれな浴衣でまちに繰り出すというのも楽しいと思います。

まとめ

別府駅から徒歩3分でまちの中心に位置しており、サービスも充実しているので、旅の拠点には抜群なホテルだと思います。

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このブログを運営している人

某企業で都市開発・まちづくりの仕事をしている30代のサラリーマンです。
職業柄、いろんな施設・建築を見て回ったりまち歩きをしたりするのが好きなので、旅の記録の意味も込めてこのブログを立ち上げました。

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